賃貸マンションの屋上で「屋上菜園」を計画しております。当方の物件、少々年数が経っておりまして、なるべく安く、建物に負担のない 素敵な菜園ができればと考えております。資料をください。
プランター緑化がお勧めです。プランター自体は自重がありますが隙間をあけて設置します。古い建物でも人間がビッシリ立って埋め尽くす程度の荷重には耐えられる強度がありますのでプランター程度は心配ありません。 特に世話がまめにできない場合は山芋、サツマイモ、ジャガイモなどがよろしいでしょう。メンテナンスができる場合は何でも作れます。風の問題もあります木、特に中木や高木は止めておいたほうがいいです。素敵な菜園の定義は難しいですがプランター菜園にテーブルや日よけ椅子などを設置するのもいいでしょう、また簡易的なビニールハウスを作るとステキな本格農園ができますよ。
マンション、ビルを経営しています、屋上菜園ってビジネスになりますか?
投資に対する回収という意味では儲かるビジネスにはなりません。ただし不動産運用や賃貸事業における環境緑化は高い宣伝力と販売促進効果があり今後この業界での重要な取り組み課題となります。屋上農園 屋上菜園があるということは広告宣伝費の削減だけでなく空室率や空室期間の圧縮に大きく貢献します。また転売時期に来たときにエリアでの高い知名度や好感度の向上は大きく資産価値を上げます。
投資:防水工事、塗装工事、給水工事、排水工事、電気照明工事、洗浄コーナーやトイレ室の設置、パーゴラ(日よけ棚)やウッドデッキスペースの施工、貸し農具や貸衣装などの購入、会員管理、使用料の管理 運営スタッフの採用、教育、雇用などの人件費と人事コストや宣伝費などがかかります。
回収:菜園使用料金は2500円~7500円/㎡/1カ月間が収入になります。コミニュケーションコーナーの使用や消耗品、物品の貸し出しの有料化も可能です。緑化隊ではワンストップで上記投資計画から施工ならびに回収;運営(管理・メンテナンス)までの一切を業務請負の形で代行いたします。お気軽に御相談ください。
マンション管理委員会で屋上農園(屋上菜園)をやろうかということになりました。下見に来てくれますか?メンテナンスはどうしたらいいでしょうか?
喜んで伺います。まずは構造、荷重と防水塗装、設備、日照や風道などの状況確認に伺いアドバイスいたします。住人の皆さんでプランターを屋上に上げるだけでも立派な屋上菜園です。(緑化隊では御予算や御要望にあわせデザイン・設計と施工も致します。)施工後の屋上菜園には定期的に伺い緑化ゾーンとしての管理メンテナンスをします。設備、装置の点検、通路、防水層や排水口などの清掃。植栽の育成状況に応じ水遣りや除虫や施肥も行いに定期的に伺います。鳥害や病害の防除も致します。必要や御要望に応じ季節ごとに栽培育成のための園芸アドバイザーの派遣も致します。また住人のお客様それぞれからのメールやFAXなどのお問い合わせ対応も行います。緑化隊でできることのサポートはすべて致しますので安心して屋上菜園を作りで環境緑化をぜひ促進頂きたいと思います。
分譲マンションの管理委員会で屋上菜園の話が上がっています、作物はどんなものが作れるでしょうか?10階建てで日中他の建物の日陰になることはありません。
何でも作れますよ。強い日差しの苦手な野菜品種もありますがその場合は日よけを作ってやります。イチゴやサツマイモは初心者でも確実に収穫できるのでお勧めします。メロン、山芋、ジャガイモ、ブドウ、トマト、なす、枝豆、大根、ねぎ、にんじん、かぼちゃ、きゅうり、オクラなどはプランターでも直植えでもうまく行くと思います。最近は園芸のセミプロみたいな方が多くいらっしゃいます、彼らのニーズや価値観を満足させるには温室かビニールハウス程度の設備が必要です。ビニールハウスはコストも安いうえ虫が来ないので人気があります。バーベキューコーナーやコミニュケーションスペースを作ることにより利用者はさらに魅力を感じるでしょう。屋上の緑化は不動産資産としての価値を上げ、屋上農園の使用を有料化するなどのすれば新しい管理委員会の別口予算も捻出できると思います。暮らしの中に環境にやさしい空間ができることは大変ステキなことです。また作物の収穫は子供にも大人にも替えがたい感動や喜び与えます。
建物への影響が心配...
大丈夫、特に心配ありません。 屋上緑化や壁面緑化が原因で建物に被害が生じたという事例を数多くのチャネルで取材しましたがいまだに具体的な失敗事例が出てきません。今まで懸念されていたのが以下の5点です。
これらの記述は、建物緑化に関する多くの文章に見られますが、実際に問い合わせて調査してみると、失敗した現場には行き当たりません。(電話取材 22件、現場訪問調査50件以上)
屋上では植物の過剰な育成を制限するシートなどをきちんとしていれば大丈夫ということになります。また壁面の塗装表面の付着根の跡も、事後に高圧洗浄で綺麗に取れるので気にされることありません。
一番多い失敗はやはり保証期間後の植物が枯れてしまった事例です。
緑化隊はアフターメンテナンスを事業の柱にしている大きな理由です、緑化の技術はどんどん進化しています。日々の定期的管理は私どもが行いますので建物のオーナー様は緑化を推進していただきたいと思います。
セダムの屋上緑化が枯れちゃった!!
セダムの根が生き残っている場合があります。
一度だけ大量の水を与え、その後の再生状況を観察します。掘り返して根が枯れて干物になったり、全く無くなっていたりした場合は死滅と判断しますが、生きていれば(葉や根が冬のお休み状態なので)大丈夫です。屋上緑化セダムの死滅の原因は・・・・
2週間雨が降らなければ水をたっぷりあげましょう。ほとんどの屋上緑化のシステムが余剰の水分は流し出すようになっているので溢れるほどあげても大丈夫です。屋上の散水は建物を冷却するばかりでなく近隣も涼しくする効果があります。
高層階の場合に良くあるのが、強風が強すぎることによる乾燥です。この場合は風囲いも必要です。
水の与え過ぎか、水はけの悪い土を使っているか、土壌システム(基盤の仕組み)に水分がたまりすぎで根腐れを起こしている。
これは施工時の設計ミスとも言えますが良くあるケースです。
セダムは日光が大好きです。一日のうち2時間以上の日照が必要で5時間ぐらいがちょうどいいようです。逆の話ですが、セダムは過度 の日照も案外嫌がるようです、夕方(南西側)の遮光生垣を作ったところ、うじゃうじゃ生えてきて再生したという現場があります。
セダムの屋上緑化がマダラになっちゃった
セダムは夏場の猛暑期に蒸れを嫌い風の通る隙間を自分で作ります(風の道)。
年間を通して緑の絨毯の状態を維持することは大変技術が要ります。新設の緑化写真などはきれいな緑の絨毯の様ですが4年5年と年月が過ぎるとマダラになることが多いです。セダムの特性として集団で生育する習性があるのでマダラになることは仕方ありません。ビッシリ絨毯のように敷き詰め直したい場合は、まめに移植を繰り返すしかありません。水遣りや施肥(肥料をやること)も定期的に行うことが必要になります。
※多種混栽すると同種の集団(同士の村)ができてその間はどうしても隙間ができマダラ模様になります (このことを知らない建築のプロも結構多いです)水と栄養と日光を十分与えたりしてセダムの不満がない環境にするとこの現象がさらに強く出ます。人間社会に似ていますね。
セダムの屋上緑化を再生する!
無くなっているように見えてもセダムの根が生き残っている場合があります。
一度だけ大量の水を与えその後の再生状況を観察します。判断が難しいですが死滅したと判定(掘り返して根が枯れて干物になっていればダメです)したなら、すべての枯れた茎や根を摘み取ります。防根層や防水層を傷つけないように丁寧に行います。移植する新しいセダムを刈り込み、細かく(3~5cm)切り分けます。新聞紙などでくるみ、これを冷暗所で保管し、ある程度の乾燥をさせます。
種になるセダムを乾かすのは根付きのスピードを上げるためです。
3日後にこの乾燥させた新しいセダムを土の上におきます。上から土をかけ、水をたっぷりやります。3~5日おきに水を与え成長を確認します。約一ヶ月程度で着床が確認できます。
その後は2週間に一回程度たっぷり水を与えます。3cm程度の高さになったら過度の成長を抑制するために必要以上の水遣りは行いません。施肥も年に一回程度で十分です。